岩谷勇吾先生の論文が「Esophagus」に掲載されました！

当教室の岩谷勇吾先生の論文「Evaluating the discrepancies between evidence‑based and community standard practices in the endoscopic examination of Barrett’s esophagus: a nationwide survey in Japan」がEsophagusに掲載されました。

日本食道学会主導で行われたバレット食道癌の内視鏡診療に関する全国調査の報告です。全国の内視鏡医804人を対象に行われ、発癌リスクの高いLSBEの観察における観察時間や、Prague分類の記載状況、腸上皮化生の診断生検やSeattleプロトコールの遵守状況など、日本のバレット食道診療の実態が浮き彫りになりました。これまでに報告された西洋発のEBMとの乖離が示され、日本発エビデンスの整備と指針の明確化が課題であることが指摘されました。