統括医長挨拶

信州大学医学部
内科学第二教室
統括医長

岩谷 勇吾

2021年度、信州大学医学部内科学第二教室(以下第二内科)、統括医長の岩谷勇吾(いわや ゆうご)と申します。第二内科は、消化器内科(肝臓・胃腸・胆膵)、腎臓内科の2科を担当する内科学教室であり、50名以上の医師が所属しています。当科における診療・教育・研究について紹介します。

当科の入院診療は主治医制とチーム制の混合で行っています。消化器内科は3チーム、腎臓内科は2チームから構成されており、医学部学生、初期研修医、専攻医、専門医、指導医が屋根瓦方式の体制で診療しています。特に消化器内科の3チームは、肝臓・胃腸・胆膵を専門とする医師がそれぞれ組み込まれています。入院患者さんについてはチームごとに毎日朝晩にカンファレンスを行うと共に、診療科ごとに症例検討会を毎週行っています。第二内科総回診では、それぞれの診療科と専門的な意見交換を行っております。また、診断や治療が困難な症例に関しては、2科合同カンファレンスを行うなどして最良の医療を提供できるよう日々努力しております。

医学部教育、初期研修医教育、専攻医教育にも力を入れており、前述のごとく指導医を頂点とする屋根瓦式で教育・指導を行っております。医学部学生の直接指導は、専攻医や専門医が自らの経験をもとに行い、指導医が研修状況を定期的にチェックします。特に、専攻医教育においては専門研修が進めば、早い段階での専門医資格がとれるように、知識・技術の習得を目指しての研修・指導体制が整っています。

研究においては、診療班ごとに様々なテーマがあり、多くの大学院生を指導しています。研究の進捗状況については定期的に開催される研究会議にて報告し、研究グループ内で切磋琢磨できる環境づくりに取り組んでいます。また、これらの成果を国内・国際学会において報告し、積極的に論文化しています。さらに、近年は毎年数名の国内・国外留学者を出しており、基礎研究・臨床研究環境の充実に加え臨床技術の向上も目指しています。

第二内科は、2科合同ならではの横のつながりが強く一体感を感じることができます。さらに、当科出身のたくさんの同門の先生方との連携により、県内の各病院・医院とも連携を取りながら長野県の地域医療を担っております。山々に囲まれ、人口移動が少ないこの特色ある地に地域密着型の医療を提供すべく、また、脈々と伝わるすばらしい伝統を受け継いでいけるよう努力しております。

新型コロナウイルス感染症はわれわれの生活を激変させ、2021年度もその影響は色濃く残っていくものと思われます。しかし、決してこの変化をマイナスのみで捉えるのではなく、webカンファの充実、積極的な国際学会へのweb参加など、この環境の変化をプラスに捉えつつ、第二内科医局員が一丸となって頑張っていきたいと思っております。興味のある先生方は是非第二内科に来て一緒に長野県の、ひいては日本そして世界の医療を盛り上げていきましょう。